FXで「無敗」は可能。でも、それを鵜呑みにしちゃダメ

「聖杯」はありえないけど、モドキはできる

聖杯
みなさん、FXでちゃんと儲かっていますか?あまりにも勝てないからといって絶対負けない、勝率100%の「聖杯」探しを始めたりはしないでくださいね。完全にリスクがない「聖杯」というのは人類史上、誰も発見していません。

でも、たまに「勝率100%」をうたうトレーダーがいたりします。チャートでの売買履歴を証拠画像として提示して「私も実践する絶対勝てる手法、今なら特価販売します」と。画像を加工したインチキでしょうか? いえいえ、そんな詐欺まがいの行為をしなくても、誰でも「無敗トレーダー」は作り出せます。

単純な方法としては、資金力さえあれば「損切り」をせず、含み損が膨らんでも、資金を追加で投入しながらプラスに転じるまで待っていればいいだけです。でも、それだけだとチャートに売買履歴を提示した時、「思い切り逆行してんのに決済してないぞ」と指摘されますので、あまり実践的とはいえません。

手間はかかりますが、もっとシンプルに無敗の履歴を作ることも可能です。古典的な手法ではありますが、まず口座を1,024個開設します。うち半分の512口座で「売り」、残り512口座で「買い」を入れます。値動きがどちらかに振れたら損をした512口座は決済して捨てます。勝った512口座をまた半分にして256口座で「売り」、残り256口座は「買い」に…。この繰り返しで一切画像処理を必要としない10連勝の無敗トレーダーの完成です。

1,024個口座を開設するのはさすがに1人では大変かもしれませんが、FX業者どこでもいいのを条件に2,3人でやれば数日で用意できるでしょう。実際に、FXではありませんが、かつてこの手法で無敵の競馬予想屋を仕立てた詐欺グループがいたそうで、連勝記録が伸びる度に請求する情報料をアップしていき、億単位のボロ儲けしましたが、結局摘発されてしまいました。

じゃあ、分析や研究なんて意味ないじゃないか

考えてみれば、一見すごそうに思える「無敗トレーダー」でも、「無敗」だったのは過去のトレードまでの話で、ここから先、それどころか「次」の勝負が勝てるかどうかは別問題ですよね。まして無敗記録は作りだせるという、からくりが分かると、神業的な売買履歴には懐疑的な気持ちももてるようになってきますね。

無敗トレーダーいわゆる「聖杯」探しが無意味な行為。それが分かると、チャート分析やインディケーター研究を放棄する方もいますが、それもまた乱暴なお話です。統計やデータも取らずに徒手空拳でハイ&ロー博打で勝ち続けるのは至難の技で、勝負回数をこなせばこなすほど、大乗の法則により勝率も5割に抑え込まれてしまいます。

後ろ向き歩き
チャートを使って値動きを予想するのは、後ろ向きで歩きながら、次の一歩を予測するのと似ています。後ろ向きですので、今までの歩いてきた道路の形状やでこぼこ具合は分かります。でも、ここから先は見えませんので、足取りも慎重にならざるを得ません。

よく順張り、逆張りの手法についてどちらが正しいか否かと熱い議論がされますが、順張りというのは、後ろ向きで階段を上ってきて「まだ上り階段は続くんだ」と信じて一歩進むタイプ、逆張りというのは同じ場面で、「こんなに階段を上ってきたからそろそろ下るはず」と信じて一歩進むタイプと分けることもできます。つまるところ、これは取引スタイルの違いであって、どちらが正しい、間違いということではありません。

安全な後ろ向きの歩き方

大切なのは、いずれにしたって「後ろ向き歩き」なのですから、予想と違った時に転んで大けがをしないことです。けがさえしなければ、つまりは適切な資金管理をして、必要以上に大損しなければ、また立ち上がって歩くことはできます。じれったいと思われるかもしれませんが、FXで一攫千金ばかりを狙って手持ち資金限界までロットを保有していたのでは早晩、口座はクラッシュしてしまいます。

チャート分析やインディケーター研究では、分かりやすいシンプルなツールを選ぶのがおすすめです。株と違って適切な出来高や気配値が分からないFXでは、何をどうこねくりまわそうと、チャートは「売買が成立したレートのログ」にしか過ぎません、N日間の高値安値に対して、Nを30にしたら勝率が上がった、Nは15が正解だと複雑な計算をして、議論してもあまり意味はないということです。

さきほど、後ろ向き歩きのお話をしましたが、一般の道路でもカーブが連続することもあれば、ひたすら直線が続くということもありますよね。それと同じことで、ある特定のN期間のチャートをぴたりと言い当てたからといって、それが未来永劫値動きを正確に予測するとはまったく違うお話です。

チャート分析では日本生まれの一目均衡表という優れたツールがありますが、コレ、ちょっと複雑すぎる傾向があります。言われてみれば正しく予測していたといえるのかもしれませんが、「この場面ではこっちをみるべきだった」「この罫線がここにあるときはこの動きは無視すべきだ」など、後付け感がありありなチェック項目が多すぎて、スキャルピングはおろかデイトレードでも使いこなすのは難しいツールです。

成績優秀なトレーダーの中には「表示させるのは単純移動平均線だけで十分」というつわものもいますが、その域に達するのはなかなかに至難の技。価格の現状とこれまでの推移、今後の見通しが予測できるインディケーターをマスターしてパッと見で概況がつかめるようになれば、トレードの成績は徐々にプラスに転じていくのではないかなと思います。

初心者のかたは、まずはインディケーターに頼ってみるのも大切。
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