初心者のための通貨ペアの見分け方

日本国内の取引可能な通貨ペアは?

現在、日本国内で取引できる通貨ペアはおおよそ100種類と言われます。
そんなに需要があるのか、と驚きですね。
でも、100種類あるとはいえ、流通量が小さい通貨は値動きが荒かったり、スプレッドが異常に広かったりして、スキャルピングやデイトレードには不向きです。
もっとも国内で取引されている外貨は米ドル(USD)で、日本円(JPY)を売ってUSDを買ったり、逆にUSDを売ってJPYを買ったりしています。

通貨ペアの組み合わせとしては、「USD/JPY」と表記しますが、これはUSDを主軸通貨、JPYを決裁通貨と呼び、「JPY/USD」となることはありません。
国際ルールなので仕方のないことですが、通貨の格付け的な意味合いがあり、USD以前に世界の基軸通貨であった英ポンド(GBP)と旧英国領の通貨は主軸通貨になります。
現在の基軸通貨であるUSDもGBPには勝てず、GBP/USDになります。
例外なのは誕生から比較的歴史が新しいユーロ(EUR)で、EURは全通貨に対し、GBP、USDとも勝てません。

国内でUSDに次いで人気が高いペアが
豪ドル円(AUD/JPY)
南アフリカランド円(ZAR/JPY)
トルコリラ円(TRY/JPY)
といった高金利通貨で、ユーロ円(EUR/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)が続き、近年では人民元円(CHN/JPY)も人気がありますね。
高金利通貨はスワップポイントが大変魅力的ではありますが、資源が豊かなオーストラリアは別として、南アフリカやトルコは高金利にしないとお金が集まらないほど経済状況が芳しくないという側面も持ち合わせているので、ギリシャのようなデフォルトリスクを考慮すれば、あまり大金を投入するのはおすすめできません。

世界ではEUR/USDが1日平均1兆ドル以上の取引

さて、日本では一番人気のUSD/JPYですが、世界市場ではEUR/USDが取引全体の2割以上を占めており、USD/JPYは2位になります。
EUR/USDは世界市場で1日平均1兆ドル以上が取引されているといわれており、他通貨ペアの追随を許さないほど基軸通貨としての地位を保っています。
EUR/USDは圧倒的な取引量を誇っているだけに、株で仕手筋が仕掛けるような技は通用せず、不意の急騰急落リスクも小さいのが特徴で、いつでも安定的に約定できるという安心感からスプレッドも小さく取引がしやすい通貨といえます。

ただ、EUR/USDを日本のFX業者を通して取引する際は、USD/JPYでいったん円をドルに換えてからの取引となります。
手持ちの通貨で直接取引できる通貨をストレート通貨(円の場合ストレート円取引)といいますが、JPYが直接取引できるのはUSDと一部EURのみで、残る通貨ペアはいったんUSDに変えてから、あらためてUSDとその通貨を組み合わせて取引するクロス円取引になっています。
わたしたちトレーダーは気軽に「豪ドル円買いだー」といったりもしますが、このトレードが意味するのは
USD/JPYの売り(JPYを売って、USDを買う)
AUD/USDの買い(USDを売って、AUDを買う)
という手続きを経てようやく「JPYを売ってAUDを買う」取引を「合成」しています。

この仕組みを知っていないと、AUD/JPYが急落した時に、AUDが原因なのか、USDが原因なのか分からなくなってしまいますので注意が必要です。
逆にいうと、クロス円を取引している場合には、円とペアを組む通貨だけでなく、USD/JPYの動向も把握しておかなくてはならないので、FX取引に慣れてくると、クロス円を嫌って、ストレートに絞って取引する人も少なくありません(とはいえ、資金が全てドル建てでもない限りはいずれ円に換えるので、USD/JPY、EUR/JPY以外の条件は変わりないという見方もできますが)。

なんで日本ではいろいろな通貨が人気なのだろうか

では、日本国内で人気の南アフリカランド円(ZAR/JPY)やトルコリラ円(TRY/JPY)ですが、世界での取引量はどのくらいかといいますと、「その他扱い」の5%未満です。
えっ!!ですよね。
ほぼ、日本市場ぐらいでしか取引されていないということになります。
豪ドル円(AUD/JPY)ですら1%に満たないといわれており、どれだけ市場規模が小さいか分かっていただけかと思います。

通貨の取引量が少ないのがなぜ嫌がられるかというと、急変時に約定が成立しなかったり、各国中央銀行がころころと政策を変えたり、ひどい場合には自国の通貨防衛のために露骨に介入する恐れがあるためといわれます。
かつて、スイス中央銀行がスイスフラン(CHF)の急騰を避けるために介入するのが常套手段とされ、2015年1月にはわずか30分で約4000pipsも急落させる「事件」を引き起こしています。
いやぁ、これはまさしく「事件」といえちゃいますよね。恐ろしや。
スイスフランとドル、円を単純比較することはできませんが、ドル円に換算してみると、約40円分急落したことを意味しますから、1ドル110円が30分で、1ドル70円になったぐらいの衝撃といえます。
なので、FXに慣れないうちは流通量が大きく、ストレート円での取引をおすすめします。

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