心理面からの利益確定と損切りのポイント

買うと下がる、売ると上がる!?

こんな経験、トレーダーなら誰しも一度は経験する体験ですよね。
いわゆる「逆に行く」「曲げ」といわれる現象ですが、こうした現象を細かく分析していくと、実はポジションを持った瞬間にレートが予想と反した動きを見せるということは少なく、
プラスとマイナスの損益ジグザグを描きながら気が付くと含み損が膨らんでいる方が大半なんです。
(1)
「含み益が10万円プラス。んー、でも、まだまだ、20万円ぐらいまでいけー」

(2)
「えっ!!!プラマイゼロになってしまった。でも、きっと戻るはず。ここはキープ」

(3)
「むむむっ、含み損が5万円に…。でも、さっきまでプラスだったから様子を見よう」

(4)
「含み損が10万円…。ここはナンピンでしのいで反転を待とう」

(5)
「含み損20万円かぁ。もうこうなりゃ長期戦だ」

結局、含み損はどんどん膨らみ、追い証を払うか、ロスカットをされるかで、「あー、最初の1万円の時決済しておけば良かったのにー」と悔しさと自己嫌悪だけが残ります。
このステップの中で、どこでどのような対応をするのが正解か迷うところですが、私は意外と(2)のタイミングと思っています。

「えーでも、よく適切に損切りしろっていうじゃん。(3)がいいんじゃないの?」。
そんな声が聞こえてきそうではありますが、安易な損切りは賛成しかねます。
「損切り貧乏」の言葉が示す通り「逆いったら即損切り」というトレードを繰り返していては資金が目減りするだけで、何もいいことはありません。

資金減少によるボディブロー

資金を減らすことがいかに打撃になるかとい点を説明しましょう。
仮に資金100万円として1万円で損切りしたとします。
すると、次のトレードは資金は99万円で挑まなくてはなりません。
通貨Aの1万通貨の証拠金が4万円とすれば、100万円の時は25枚のポジションを持てましたが、99万円では24枚しか持てないですよね。

常にフルレバレッジで勝負するのはなかなか難しいところですが、ポジション25枚とポジション24枚では明らかに24枚の方が不利ですし、1万円の利益を獲得するためには、25枚で100pips取れればよい一方で、24枚では105pips取らなくてはなりません。
そうです、損切りして資金を減らしてしまうと「次のトレードは前回よりいっそう高い利益を出さなければ原資回復すらできない」んです。

利益が出たらポジションを積み増していくピラミッディングといわれる投資手法では、含み益が最大値の半分になる、あるいはプラマイゼロになった段階で決済するケースが多いといわれます。
最大利益の半分を保険代わりにして、利益を生みそうな可能性の高いポジションをどんどん増やしていくのですから、なかなかに理想的です。
欲をもたず淡々と処理するメンタルの強さが必要ではありますが、貫徹できれば大きな利益を得ることができると思います。

利益と損失の人間的心理とは?

究極的には各トレードで1円でもプラスになるように決済していれば、資金は確実に増えていくのですが、人間なかなかそれができませんよね。
上述のステップの例もそうですが、「1円でも損失を回避したい」という気持ちと
「儲けは確実に取りたい」という気持ちの相反する性質を持っているためといわれます。
含み益が出ると、まだ数百、数千円という段階なのに早く利益確定したい衝動に駆られ一方で含み損が出ると、数万円、数十万円でも耐えて「最低でもプラマイゼロ、できればプラスにしたい」と決済を先送りします。

この性質は、2002年にノーベル経済学賞を受賞した行動経済学者ダニエル・カーネマン博士がプロスペクト理論で提唱されたものですが、人間の心理をよく現している理論ですよね。
カーネマン博士の見立てでは、人間にとって、利益と損失は同じ100万円でもイコールのものではないのだそうです。
人間は損失という痛みにはとてもセンシティブなので、

利益と損失は感覚としておよそ10倍。

だいたい10万円の損失と100万円の利益でようやくトントンになるのだとか。
なるほど損失を回避したくなる心情がよく分かりますよね。

損切りは極力すべきではないと述べましたが、かならず利益が乗ってくるというトレードはそもそもありません。
プロスペクト理論による損失回避行動、つまり含み損をずるずると拡大させていくことなく、適切に損切りしていくことが大切だと思います。
適切な損切りの基準となるのは、教科書通りにいえば、「自身のトレード勝率に基づき、トレード回数に応じて勝率通りにトレードしていけば原資が減らない金額」となりますが、そこまで厳密に計算するのは面倒でしょうから、「ポンと他人にあげても困らない額」(そもそも他人にあげたくないかもですが ^o^)「どこかで落としてしまっても、ま、仕方ないか諦められる金額」(そもそも落としたらあきらめられないかもですが ^0^)が個人的には目安にしてみてはいかがでしょうか。。

あとは、勝率を上げるためにいろいろと各トレーダーも研究されていると思いますが、思い立ったからトレードではなく、やはり事前目標(利益・損失)を決めた上で、自分に合ったインディケーターなどを参考にしてトレードすべきです。

特に初心者の方は、順張りでの勝率をどれだけ高められるかが肝です。
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